こんにちは。せるばです。
妻、夫、彼女、彼氏、子供、親などと同居している方は家事の分担を決めているでしょうか?
- 専業主婦は家事をするのが当たり前
- 共働きでも女性に家事の負担が偏る
- 家事をやっているつもりなのに、認めてもらえない
- 家事をしている時間を減らして副業を始めたい
- 子育て、家事、パートで忙しすぎて自由な時間がない
家事の分担は難しく、うまくいっていないと同居人への不満がたまることが課題です。
今回の記事では、家事分担に関する課題の原因を考え、その対策を紹介していきます。
私は『工場の効率化』をするエンジニアとして働いています。
- 人や機械の配置
- 人やモノの動線
- 人や機械の動作
の改善を日々行っています。
人がやるのか機械にやらせるのか?誰がどの分担で仕事をすると効率がいいか?を考えて形にするのが得意です。
家事の分担で悩みを抱えている方の悩みを解決できれば幸いです。
家事分担の課題とは
パートナーと自由時間が平等になるように家事を分担するのが理想です。
- 仕事が忙しいから家事はやらなくていい
- 年収が低いから家事くらいはやらないと
- 自分がやった方が早い
上記のように考えしまうと、家事の分担が改善できなくなってしまいます。
結果として、自由時間が偏ったり、パートナーの病気、ケガ、妊娠などに対応できない家庭になってしまいます。
仕事、育児、家事、趣味すべて重要なタスクです。
家族の生活を充実させるために、すべてが重要な役割を果たしています。
夫が家の外で稼ぎ、妻は専業主婦として家の中の仕事をする。
家の外と中での分業は課題を抱えています。
- 稼いでいる金額が多い方が偉い
- 誰の稼いできたお金で生活ができているのか
- 家事をやってもらわないと生活していけないくせに
上記のように考えてしまいがちで、
- 相手の立場に立った視点
- 家族全体としての最適な何か
- パートナーに不測の事態が起きた時どうするのか
こういった考え方が抜け落ちてしまいかねません。
家庭のために貢献するという意味では、家の外・中どちらの仕事も大切で欠かすことはできません。
どちらの方が偉いなんてことはありません。
- 外で稼ぐことも分担して、共働きや副業、パートなどをする
- 家事もきちんと分担する
- 自由時間も充実させる
これが現代では大切な生き方となるでしょう。
夫婦でお互いの立場理解して、相手の仕事に感謝をして、支え合っていくのが理想だと思います。
最適な分担割合とは
妻から見た場合、夫に何割の家事をやってもらえれば満足と感じるのでしょうか?

内閣府のデータを見ると、妻の満足度は夫の家事の分担割合によって、上記のように変わります。
分担割合はが3割を超えると、満足度は80%を超えます。
夫の分担割合が4割になると、94.3%の妻が満足と回答しています。
このデータからわかるのは、
- 3割が合格ライン
- 4割が理想
- 4割以上は増やしても満足度upの効果が薄い
ということです。
まずは『夫が3割負担』を目指しましょう。
仕事の優先順位を下げてみる
残業を断りましょう。
残業が多すぎて家事ができない場合は、仕事の優先順位が高くなりすぎています。
家庭の優先順位をもう少し上げてみましょう?
残業を減らせたら家事をもう少しやろうかな、、、そう考えていて、私はずっとできませんでした。
残業をしない前提で仕事のスケジュールを組んでみましょう。
家事を3割はやる!と先に決めて、家事をする時間を差し引いた上で、
仕事をする時間を決めるといいでしょう。
家事の時短をする
今の家事スキルの限界・どうしても時間が確保できない場合は
奥さんがやっている家事の時短をして貢献するのはどうでしょうか?
自分が家事を担当できなくても、お金やアイデアを出して時短に貢献することは可能です。
- 時短家電を買う
- 冷凍食品を増やす
- ネットスーパーを利用する
- 家事代行を依頼する
自分が担当する家事をまとめてプロに依頼するのも一つの手です。
どうしても家事が苦手で全く手がつかない
という方は苦手なことはプロに任せるというのも効率がいい考え方だと思います。
おすすめの家事代行サービス
得られた時間で副業で稼いで、家族に還元するのもいいでしょう。
家事を可視化する
全体を把握しましょう。
ここで抜け漏れがあると、分担の割合に認識のズレが発生します。
自分が気づいていない家事を相手が思わぬところでやっていたり、
逆に自分がやっている家事が相手に気づいてもらえなかったりするからです。
家事を可視化するためにアプリを使うと時間がかなり節約できます。
私はYietoというアプリを使って、家事の可視化をしました。
予め用意された質問130個に対して、夫、妻、2人で担当を入力していきます。
質問内容
- 食事のメニュー決定、下準備
- 洗濯物の仕分け、ネットに入れる、洗濯機を回す
- 家具上部や家電周りのホコリとり
- 家計簿入力、管理
- 各部屋のごみ箱からごみを集める
- ベッドを整える
- 子供の持ち物準備
など細かいところまで網羅されています。
表示される結果は以下のような表です。

青色が夫、赤色が妻、黄色が2人で担当です。
ぱっと見でどの程度の家事を誰が分担しているかわかるようになりました。
正確に把握をするためにExcelで集計しなおしました。

二人で担当が多く、まだまだ担当がはっきりしていなかったことがわかります。
こうなると、お互いの認識のずれにつながる可能性があるので、なるべく担当をはっきり決めましょう。
2人で担当が10%以下になるまで話し合って決めるのがいいでしょう。
Yietoを使うことで、自分たちで家事の洗い出しをする時間が削減されて、スムーズに分担の話し合いが進みます。
是非活用してみてください。
分担を決める
現状の家事分担が可視化できたら、
- 曖昧になっていた家事の担当
- 理想の分担割合にするために譲る家事
を決めていきます。
自分とパートナーの
- 得意・不得意
- 苦痛・苦痛に感じない
- 都合のつきやすい時間
等を考慮しながら決めていきましょう。
頻度・品質の合格ラインを決める
担当が決まったら、お互いが満足する頻度や品質も共有しておくのが大切です。
ここが曖昧にしてはいけません。
曖昧だと、自分がやっているつもりでも、相手にとってはやっていないとのと同じ、、、という状態になりかねません。
逆に自分が『これだけやってほしい』というのが相手に伝わっていなければ、
いつまでたっても自分が求める品質が達成されることはありません。
担当範囲は思い切って任せる
そして合格ラインを決めたら、あとは相手に全て任せてください。
裁量権・決定権が自分にないと、いつまでたっても主体的に自分事として家事を担当することができません。
- 言われたからやる
- 言われた通りにやるだけ
- 手伝ってあげている
こういった意識のままでは、いつまでたっても責任を持って家事をこなせません。
仕事と同じです。
家事スキルが高い妻側が不満を持ってしまうのも仕方がありませんが、広い心と温かい目で見守ってください。
半年後、1年後の家事の負担は歴然と減っていると思います。
感謝の言葉を伝える
担当を決めて、相手に任せた分の家事をやってもらったら、感謝の言葉を伝えることがとても大切です。
外で働くことも、家事をすることも、家族に貢献するという意味ではどちらも重要なことです。
もちろん家事も担当だからやるのは当たり前とかんがえるのではなく、担当してくれてありがとうと感謝することが大切です。
分担をしてもらったことには、必ず感謝の言葉を伝えましょう。
そうすることでお互いのやる気もアップして気持ちよく担当の仕事をこなせるようになります。
課題が見つかったら共有して都度解決する
分担を決定して責任を持って家事をやれる状態になった後でも、まだまだ問題は出てくると思います。
そうなった時には、お互いに都度共有をしてください。
ここまでやってきたステップをもう一度見直して、話し合って解決しましょう。
家族の状況は刻々と変化するので、その時の状況に合わせて、分担を調整したり、頻度の見直しをしたり、時短をしたりと解決をしていくべきです。
まとめ
今回の記事では適切な家事の分担割合について分析をし、具体的な分担の仕方について解説しました。
家事負担をほとんど妻に任せてしまっている家庭では、まず夫が3割負担することを目指してください。
そして、
家事の可視化→分担決め→合格ライン決め→思い切って任せる→感謝の言葉を伝える
とステップを踏んでいきましょう。
記事を読んで、家事分担が最適かされて、自由な時間を手にする方が増えたら幸いです。
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